3年理科「アゲハの観察⑤」(7月4日)

 これまで、子どもたちはみかんの木についたアゲハの幼虫をたくさん育ててきました。さなぎは羽化する直前になると、表面に羽の模様が透けて見えます。「もうすぐだね」みんな心待ちにしていました。そして、Rさんの育てていたアゲハの羽化が始まりました。

 次の日になって子どもたちが「先生、クロアゲハが生まれたよ。」と知らせてくれました。黒と少しの白とオレンジが混ざったチョウがパタパタと虫かごの中でばたついていました。チョウをそっとかごから取り出して、羽の模様をじっくり観察しました。Rさんはじっとチョウを見つめていました。

 黒色のアゲハは他にもいろいろ種類があります。カラスアゲハ、モンキアゲハ、オナガアゲハ・・・。どれもよく似ているので、見分けるのが難しいです。

 Rさんは、そのアゲハをすぐに逃がさず「お母さんにも見せてあげたい」と大事そうに虫かごを持って帰りました。 (DI)