3年国語「豆太は本当に見たの?」(3月4日)

 モチモチの木は何回授業をしても面白いです。それだけ物語の奥の深さを感じます。

 第四場面で「豆太は本当にモチモチの木に灯がともっているのを見たのだろうか」という問いについて話し合いました。「見たと思う。豆太はじさまのために夜道、勇気を出して走ったから」「豆太は勘違いしている。医者様が言うように、雪に星の光が光っているだけ」と話す子。2つの意見に分かれました。

 この物語で大切なのは、モチモチの木に灯がともるという神秘的な出来事に対して、子どもたちがどこまで想像できるかです。夜中、月や星が出ているのになぜか雪が降っているという不思議な現象。自然の中から生まれる美しいものは、なかなか言葉で説明できないものです。

 医者様も豆太も同じ木を見ているはず。だけど、感じ方が違うのです。それはスマホも電気もない場所で、モチモチの木の灯は特別、美しく感じたはずです。山奥に住んでいた人たちは、そこに宿る神様を強く信じていたと思います。

 それぞれの立場や状況によって、人が感じるものの見え方は違うかもしれません。

「でも、山の神様って考える方が夢があるよね」と話した子もいました。子どもたちの感性を育てていきたいです。(DI)