4・5・6年 盲学校S先生との授業(9月5日)

 昨日、平塚盲学校で英語を教えているS先生をお招きし、4・5・6年生で福祉学習をしました。

 S先生は、ご自分も全盲の方です。


「目が見えないのに、どうやって授業をしているんだろう?」

「1人で買い物に行って、買いたいものを買えるのかな?」

「生活の中で大変なことって何だろう?」

「白杖を使っているのかな?盲導犬は希望しているのかな?」 

 子供たちは授業の前に、たくさんの疑問をもっていました。

 

 S先生の紹介動画や講話では、先生になろうと思ったきっかけ、家での生活についてや学校での授業の様子、旅行やドラムなどの音楽の趣味を楽しんでいることを知りました。

 子供たちは、S先生の話を真剣に聞いていましたが、うなずいていてもS先生には伝わりません。

 声に出して反応する子が増えていきました。

 アイマスクをして、ある映画のシーンを聞きました。次に、音声解説付きを聞きました。人物の動作や表情などを音声で説明すると、とても伝わりやすくなります。

 友達とじゃんけんをしました。自分は何を出したのか、声に出さなくてはコミュニケーションがとれません。

 目が見えない方とたくさん言葉でやりとりをすることの大切さを知りました。


 お出かけが大好きなS先生はこれまで43都道府県に出かけていて、のこり4県だということでした。

 出かけ先では、様々なものを集めているそうです。

 S先生は「視覚障がいの人達が触って楽しめる博物館をつくりたい」という夢があるとおっしゃっていました。

 視覚障がいの方にとって、形がわかることはとても楽しいこと、触って確かめられることは、わかるという喜びにつながるのだと教えていただきました。

 

「目が見えなくても自分でできることをしていてすごいと思った」

「S先生の英語の授業を受けてみたい」

「目が見えない方の生活についてよくわかった」

「点字をうつのも、読むのも難しいのに、S先生はすごいと思った」

 授業のふり返りでは、学んだことやこれからのことについてS先生に気持ちを伝える子がたくさんいました。

 

 4年生は給食も一緒に食べました。教室までのご案内、給食の献立説明も言葉で丁寧にしていました。授業で聞けなかったことを質問しながらS先生との会話を楽しんでいました。

 給食後には、トカゲとカマキリ、コオロギをS先生に触ってもらいたいとリクエストをする子供たち。

「動くから、触るのが難しいんだよ」と言っていたS先生でしたが、子供たちは、生き物を触りやすくなるように手を添えたり、生き物の特徴を言葉で説明する姿がありました。

 

 「いろいろな人がいることをわかってほしい」「自分とは違う人でも受け入れられるようになってほしい」

 「障がいがあることは不便だけど、不幸ではない」

 S先生の言葉から、多くのことを学ぶことができました。

 ふだんのくらしのしあわせ=ふくし 

 誰もが幸せな人生をおくれるように、思い合うこと、助け合うことの大切さを改めて感じました。

 貴重な学びの機会をいただけたことに感謝の気持ちでいっぱいです。S先生ありがとうございました。(AB)