5、6年・算数「小数の倍」(7月11日)

 昨日、5・6年生合同の算数の授業を行いました。学習内容は「小数の倍」です。5年生にとっては、今年度初めて学んだ「小数のかけ算、わり算」を活用する必要がある今回の学習は、今後の学びにもつながっていく内容となっています。また、6年生にとっては、一度学んだ内容を再確認するとともに、一学年先輩として、5年生の学びをサポートする機会となります。

 本時の問題は、「1つの数量をもととして、もう一方の数量がもととなる数量の何倍か」を求めるというものです。5年生は問題が出てすぐに、前時で学習したことを確認します。「前の学習で倍を求めるときはわり算を使った」ということを思い出し、今回の問題について考えます。しかし、前時と違うことがあります。それは、前時の2つの数量が整数だったのに対し、今回の問題は、2つの数量が小数に変わっているということです。

 その中で子供たちが迷ったのは、「2つの小数のどちらが〝わられる数″と〝わる数″にあたるのか」ということです。ある子は図を活用して、またある子は問題文をよく読み、またある子は前回やった問題に当てはめて考えようとする、など一人一人が自分のやりやすい学び方を選び、実践していました。

 すでに今回の内容を学んでいた6年生は、サポート役に回り、5年生の学びを支援していました。その中で、6年生が説明の仕方に困っているように見える場面がありました。何人かの子が、考え方を説明する際に、何かを言おうとして、言い淀む姿が見られたのです。聞いてみると、倍を求めるための割合の公式「比べられる量÷もとにする量」という考え方を、習っていない5年生にどう説明すればよいか、また説明してよいものかを迷っているとのことでした。

 言われれば確かに、まだこれから習う内容をスッと教えてしまうことは、抵抗感があります。しかし、そこに学びがあると考えます。ただやり方や公式を教えるのではなく、「考え方のきっかけを掴めるようにする」というサポートの仕方を、リーダーたちは一生懸命考えていました。この経験は、今後の学びにおいても大切な価値観となってくると思います。学習内容を習得するだけでなく、「新たな学び方」を見出すきっかけとなった、合同学習でした。(KN)