2025年そうわ日記

3年国語「どきん」(4月17日)

 もう約30年前の話になりますが、私が大学生だったころ、谷川俊太郎さんの朗読ライブに行ったことがありました。静かなホールで、谷川さんの語る声にじっくりと聴き入ったことをよく覚えています。

 そういえば、昨年度、音楽の授業で「鉄腕アトム」の合奏曲をしましたが、その歌を3年生の子どもたちは知りませんでした。時代は少しずつ変わっているんですね。

 さて、国語の「どきん」の詩の学習に取り組みました。作者は谷川俊太郎さんです。この詩は「つるつる」「ゆらゆら」など、その短い言葉からイメージを広げる楽しい詩です。

 子どもたちは詩を読みながら、一緒に体を動かしました。例えば「つるつる」と言えば、教室にあるつるつるしたものを探します。「ゆらゆら」では、教室にある机やいすを動かしてみます。詩の最後に「どきん」という言葉があります。この言葉は詩の題名になっており、とても大切な言葉です。

 子どもたちは、体を動かす活動から、最後に驚いたような表情をして、ぴたりと静止しました。これは面白いと思いました。「動」のイメージから「静」に変化したのです。そして、子どもたちはこう話しました。「先生、体は止まっているけど、心臓はドキドキしている」と。きっと体が急に止まったものだから、心臓の鼓動が速くなったのでしょう。そこまで谷川さんが考えていたら・・・・、やっぱりすごい人だなと思いました。(DI)

キラキラ遠足に向けて(4月16日)

 今朝、相和っ子班で集まり、キラキラ遠足に向けての話合いや掃除の分担場所・メンバーの確認等をしました。どのグループも6年生がリードし、3~5年生がサポートしながら、落ち着いた雰囲気の中で話合いを進めていました。

 ちなみに、各班のめあては次のようになりました。

 1班「安全で優しさあふれる遠足にしよう」

 2班「みんなで安全に楽しい遠足にしよう」

 3班「安全で仲良く楽しいキラキラ遠足にしよう」

です。

 当日は、4月23日(水)となります。子供たちの思い出に残る遠足になればと思います。

様々な花が咲いています(4月15日)

 雨が降り肌寒い日もありますが、太陽が出ている日は暖かく、心地よく過ごせる時季となってきました。校地内の花壇やプランターの植物が花を咲かせ、見る者を楽しませてくれています。

 4月18日(金)には授業参観・PTA総会・懇談会がありますので、来校の際は、こちらの方も見ていただければと思います。

 

 

3年理科「サクラの観察」(4月15日)

 校庭のクスノキの隣にサクラの木が満開でした。そのサクラの木の下で記念写真をとりました。春といえばサクラです。子どもたちもサクラが大好きです。「サクラの花びらを描いてごらん」と言うと、みんな違った形を描きます。きっとサクラの形のイメージは少しずつ違うのでしょう。

 授業で、じっくりサクラの花を観察させたいと思い、サクラの花びらを観察しました。「サクラの花びらは膨らんだハート形だ」「思ったよりうすいピンク」。虫眼鏡でのぞき込むように見ていました。花びらの中にあるおしべは何本あるかな?」と尋ねると、子どもたちは真剣に1本ずつ数え始めました。

 おしべの数を数えると約30本ありました。タブレットで、サクラの種類によっておしべの数も変わることを初めて知りました。「たくさんのおしべの中におしべがあって、その下に豆みたいなのがある(めしべの中にある膨らんだ子房の部分)」と、さらに調べたい気持ちを広げました。 (DI)

5年・理科 メダカを引き継ぐ(4月14日)

 「これぞ、5年生の学び!」の一つに、メダカの飼育があります。11日(金)に、6年生からメダカを引き継ぎました。説明を受けた5年生は、自分たちが納得するまで最初の世話をしました。時間にして、30分。水、エサ、タニシ、エアフィルター・・・会話も、作業も止まることなく、ずっと続きました。

 世話の途中、「先生、今、国語の時間じゃ・・・?」と、気にかける子がいました。すごいなぁと思いました。引き継いだ“今この時に感じている気持ち”を大切にすること、時間を決めて作業することを共有して、再度取り組みました。自分たちで決めたことを最後まで実践した後、振り返りをしました。とてもよい表情、そして、メダカへの愛着がわいているようでした。私からは、「継続することの大切さ」と、「やりたいからやっていることは、きっと続くと思うし、楽しいはず。」という話をしました。

 予定は大切です。計画的に進めるべきと考えます。しかし、生活の中で、旬を大切にすること、後回しにしてはいけないことに“であう”場面があります。そのような時に、大らかに構えていられる人でありたいと思いますし、子供たちにもそうなってほしいと願っています。どの学年も魅力的ですが、5年生は、そのような機会に多く“であう”のではないかと思っています。

 “命”をとおして、“関わり”をとおして、大きく成長する一年にしていきたいと、改めて感じる時間になりました。6年生のみなさん、素敵な学びの機会をありがとうございました。(FN)